──公務員は社会的には認められた地位にありますよね。退職するにあたって、相当迷ったのでは?

竜騎士 悩みましたよ。趣味で喰えるという保証はない。一方、公務員はお給料がいい。いちばんいいのは本業と趣味の両立だったのですが、これが難しかった。皆さん公務員は暇だと思っていらっしゃるかもしれませんが、実はかなりの激務なんです。作品の執筆が遅れてしまい、両立することができなくなった。図らずもその頃は『ひぐらし』の評価が上がってきていて、ユーザーの方に次作をお待ちいただく状況になっていた。忙しいからといって休筆することはできなかったんです。そこが人生の岐路でした。一歩を踏み出した時点では喰っていけるかどうか、不安でいっぱいでした。

「制作会社に採用されなくてよかった」原作者・竜騎士07の挫折と下克上(後編) - 日刊サイゾー